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EUBボディ自作(4:完成!) [技術]

前回出来上がったアタッチメントをEUBに装着です。

装着してみた様子がこちら。

EUBwBody1.jpg

右側・左側はそれぞれこんな感じ。

EUBwBody2.jpgEUBwBody3.jpg

ゴム穴に雌ねじが切ってあったおかげでステーとEUBはツマミ付きボルトですっきり固定できました。

EUBwBody5.jpg

裏からみるとこんな感じです。

EUBwBody4.jpg

当初は、こんな固定方法だと柔な感じになってしまうんじゃ?という心配もあったんだけど、実際に装着してみるとPETボードの強度が意外とあるお蔭でそこそこ頑丈に出来上がりました。

ということで、
「おこづかいで買える格安EUBを、どのくらいコンバスに近づけられるか!?しかもお金はかけずにね!」
というマイ脳内プロジェクト、、、あ、お金の話してなかったよ(笑)

今回のボディ自作、購入した部品はこちらの以前のページに紹介したとおりです。
かかった費用は純粋に部品代だけで5000円程度でした。
しかも、単価の一番高かったPETボードはボディが3つ分とれるほどのサイズだったので、もう2つボディを作っていればもう少し安くできます。
しかしうちのコンバス女子の分はもうあるし、残りの2つを作っても使うアテもなし(笑)
コンバス女子のお友達がHallstatt WBSE-850を買うようなことがあったら作ってあげよう。。。

ということで改めてマイ脳内プロジェクト第1弾の
・支えるサポートがコンバスとは似ても似つかない
・肩がない
はこんな感じで解決しました!
さて、残るは
・指板の前傾具合が違う
という問題です。これはどう解決していきましょうかね。。。


EUBボディ自作(3) [技術]

張り出したボディの先がぐらつくはずなので、そこを支えるためのステーを作ります。

ボディの先から、EUB本体にあるオリジナルステー用の穴まで届くようにいい感じに曲げます(笑)

stay1.jpg

画像の奥がEUB側、手前がボディ先端側。少し余裕ある長さのステーを買ってきたんですが、やはり若干長かったので余分なところを金ノコでカット。バリをヤスリでとって角を丸めます。
これで長さわかったので次回作成時(ってあるのか?)はジャストサイズ買ってきます。(笑)

stay2.jpg

あと、EUB側にはキズ防止用ゴムシート張り付けました。
ステーをボディと4mmボルトで留めてこんな感じに。

stay3.jpg

で形として出来上がってきたのでボディパーツのうちヒトが接触するであろうところにゴムクッションをつけました。折角ボディパーツを透明にしたのでクッションも透明で。

ということで格安EUBに装着する格安ボディアタッチメントの全景はこんな感じになりました。

body6.jpg

あ、それと、ストラップピンに引っ掛けたL字金具を固定する方法として、U字的な何かを噛ませることを考えました。適度に弾力性があってサイズも適当、淵が立ってて手で押し込みやすいかな、ということで家具用のゴム足を買ってきました。でこれに斜めに切れ込みを入れました。

bush.jpg

いよいよ装着です。



EUBボディ自作(2) [技術]

L字金具に追加工。
イメージは、プラスチックのキッチン用トレーを吸盤に引っ掛ける穴(笑)

L字金具の長円の穴はほんとにただの楕円の穴で幅は10mm。
でストラップピンはというと、ティーカップ&ソーサーのように台座の上に逆円錐台がくっついてる感じなので、それを通してスライドさせるためにテーパー・リーマーで穴っぽく拡大。すでに長円があるところに穴らしきものを作ったんでイマイチ美しくできなかった。。。
あと、EUBと接触するところにゴムシートを両面テープで張り付け。

L.jpg

次にメインのボディ部分の曲げです。

ほんとならこういった市販のヒータを使うべきなんだろうけど、

今まで使ったことないし、この後次に使う時が永遠に来ない可能性もあるんでわざわざ買うのは。。。ってことで3秒悩んだ結果、「同じヒーターっぽいものといえば半田ごてがあるじゃん!」という結論に(笑)

早速半田ごてを使って曲げていきます。半田ごてを板の上に置き、その上でボディパーツを炙って曲げます。
L字金具とあたるところは曲げたくないので、金具を仮留めしたまま曲げ、へ。

これが左側の肩の部分。

body4.jpg

でこっちが右側のボディ。半田ごては局所的に曲げるのはいいんだけど、こういう大きな曲線は超苦手。暖めては少し曲げ、場所をずらしてまた暖めては少し曲げ。。。とやってみたものの美しい曲線には程遠く。。。
もしかしたらドライヤーとか使ったらよかったのかもしれない。。。ま、(いつ来るかわからない)今後の課題ってことで。(笑)

body5.jpg

次はステーを作ります。


EUBボディ自作(1) [技術]

近くのホームセンターで買ってきたのがこちら。

parts.jpg

①厚さ3mmのPET樹脂ボード(450mm x 600mm)
  お店の説明POPをみたら厚手のボードの中ではPET樹脂が一番曲げ耐性に強かったので。
②家具用のゴム足
  苦し紛れの品(笑)
③4mmのボルトナットセット
  L字金具に開いていた穴が4mmだったので。あとステーの小さいほうの穴も偶然4mm。
④10mmのボルトとナット
  L字金具の大きい穴が10mmだったので。
⑤アルミのL字金具
  もともとはアルミのパーツ組み合わせていろいろ作れるキット用のパーツ。
  そのため初めから穴が空いてた。
⑥ゴムシート
  金具がEUBと接するところに傷がつかないようにL字金具に張り付ける用。
⑦穴あきステー
  あらかじめサイズ測って300mmあれば足りるはずってことで。
⑧ゴムクッション
  樹脂ボードの体に触れるところの角があたる気がしたので思いつきで。
⑨つまみ付きボルト
  ステーをEUBに止めるためのボルト。

⑤のアルミのL字金具について。
ホームセンターを歩き回って見つけたのがこれ。もともとは組み合わせて好きなものが組み立てられるシリーズ用のパーツで、穴は全部初めから開いてました。これを見つけて、ストラップピンを楕円の穴に通して固定できればいいんじゃん?という思いつきでのチョイス。アルミは軽いし加工しやすいのも◎。
ボディパーツとは丸い穴とボルトで留めます。ただ、角に近いほうの4mmの穴はEUBで塞がってしまうため、使えるのは手前の2つの4mmの穴と、真ん中の10mmの穴の3つ。10mmはちょっとゴツ過ぎるけどまあしょーがない。

②のゴム足について
L字金具を選んだはいいが、相変わらず固定方法に決定打が思いつかず。ストラップピンがL字金具から飛び出るので、そこを咥えるようにとめられないかなと思ってこれを買ってみました。あとで溝を切ります。

で早速ボディパーツから工作開始。試行錯誤して作った段ボールの型の各部のサイズをはかり、それをもとに怪しげな形にPETボードを切り出し。

body1.jpg

あ、PETボードは透明なんだけど、加工中は傷がつかないようにビニールシートつけたままです。
で、L字金具とつなぐためのボルト穴をあけます。

body2.jpg

ちゃんと穴の位置が合ってるか試しに仮留め。やっぱ10mmのボルトってゴツい(笑)

body3.jpg


構想(つづき) [技術]

ボディの代わりになるものなので、ボディに近い方がよいよね。
だとするとやっぱりヤマハのサイレントベースSLB-200みたいなのを目指すとして、具体的な実現手段です。

それなりのボリュームがあって、形は曲面で複雑なものをどうやって作るかじっくり寝ながら考えました(笑)
最初に思いついたのが時代を行く3Dプリンタです。
3Dプリンタ使ったことないのでどんなもんか感覚として知っておきたいってのもありました。
で、工程を考えてみました。

1.発砲スチロールでボディパーツを試作
2.それを計測してモデリングデータを作成
3.3Dプリント!

1.2.は具体的な作業がイメージできたんですが、問題は3。
で、幸い身近なところに自由に使えるCube 3Dがあったので、確認してみると一度に作成できるサイズが140mm x 140mm x 140mm。うーん、これだとイメージしているパーツのサイズをいくら小さめに考えても一度に作成は無理。分割して合体させるか?樹脂とはいえソリッドだと重くなるので空洞にしようかと思っていたけど、その分割パーツをくっつけるってどうなんだろう。あとは強度も気になるし。。。
じゃあ大きいの出力してくれるサービスがあるらしいからそれは?と思って調べるとEUBの値段をはるかに超えてる。。。これじゃ脳内プロジェクトのポリシーの安上がりには沿いません(笑)

ということでちょっと洒落っ気をだそうと思ったけど3Dプリントは却下(笑)
100円ショップで発砲スチロール買ってきたけどそれも無駄になってしまった(笑)
ということでシンプルにいきます。
おおざっぱなイメージはこんな感じで。

・メインパーツは厚めのプラスチックボードを曲げて作る
・メインパーツをストラップピンのところで留めるにはL字型の金具を使う(強度も考えて)
・サポート用ゴム穴からステーを伸ばして張り出したボディパーツの先を支える

って言葉で表現するの難しい(笑)

これがその構想メモです。

sketch1.jpg

一番上がプレイヤーからみて右側から見た図、真ん中が背面、下が左からみた図のつもりです。

イメージはできたものの、懸案がいくつか。

ボディパーツを平面にしたときのサイズがわからない
ここからいきなり図面を起こすほどの能力はなし。特に曲面の部分が実際にどのくらいの長さが必要なのかさっぱりわからん。。。ので、まずは
 それらしく段ボールを切り出し → 現物にあてて様子をみる → 修正
ってのを何回か試行して「これでいけそう!」って型紙をつくりました。
でそれが切り出せるプラスチックボードのサイズを決めました。

ステーのEUB側をどうやって固定するか
ゴム穴があいているのはいいけどそこにどうやってステーを固定するか。
付属パーツと同じ太さで長さ5cm位の金属の棒をやっぱりグリグリして、飛び出たところをダイスでねじ切るしかないかなーとおもいつつ、本体のゴム穴をよーくみると、なんとそのゴム穴にすでにネジ山がついてる(笑)
ということで、そのゴム穴の大きさのボルトがあればよさそうな気がしてきた。

L型金具をどうやってストラップピンに固定するか
これはこの時点ではぶっちゃけノーアイディア(笑)
ホームセンターに行ってからその場で考えることに。

ということでお買い物リストを作成。

・ボディパーツ用プラスチックボード
 力がかかるのでなるべく曲げ強度に強いもの
・L型金具
・L型金具とボディパーツをつなぐボルトとナット
・ステー
 折り曲げられるけどなるべく強度のあるやつ
・ステーとボディパーツをつなぐボルトとナット
・ステーとEUBをつなぐボルト
・L型金具とストラップピンをつなぐ部分は行ってから考える

さあ、このメモを握りしめて近くのホームセンターへGO!




EUB下調べ&構想 [技術]

脳内プロジェクトを実現に近づけるために、まずはEUBの下調べ。

こちらが購入したHallstatt WBSE-850です。

DSC_0070_resize.jpg

ネット漁ってると一部では作りが悪いとあったりしますが、自分が見た限りではそういったことを感じることはありませんでした。特にすごいわけじゃないですが、値段よりも悪い印象はないです。
格安エレキギターよりか全然マシな気が(笑)

でサポートまわりはこんな感じ。

DSC_0073_resize.jpgDSC_0076_resize.jpg

ゴムの穴にこのサポートをグリグリ刺して固定します。そこそこきつめなのと、2つ同時にグリグリできないんで、どうしても1つめをグリグリしている最中に2つめがあたって穴のまわりに早速若干キズが付き始めてます。
ここはほんとはネジ留めだろうけど、やっぱりコストダウンのために割り切ったところなんでしょうなー

で、前回書いた問題点のうち、まずは最初の2つの問題、
・支えるサポートがコンバスとは似ても似つかない
・肩がない
を同時に解決するアタッチメントを考えます。

今回の工作で考慮に入れるのは
・取り外しができる
普段家でしか使わないとはいえ、本体付属のソフトケースはやはり細いケースだし、収納や、いざという時の持ち運びを考えて取り外しができるようにしたい
・本体側を(できれば)加工しない
これはこだわりの範疇に入ってしまうかもしれないけど、本体側を加工しはじめるとなんでもアリになってしまいそうだし、簡単に作れることも考慮に入れたいので。

その見地からEUBの裏側を眺めると。。。
太いネジが5本刺さってるけど、これはボディとネックをつないでいておそらく結構な力かかってるだろうからこれ使うのはキケン。あとは、、、お!こんなところにストラップピンが!(笑) EUBにはみんなストラップピンついてるものなんですかね。そのへんわからないけど、とにかくピンがついているのでそれを使います!
それと残るはサポートを刺す例の穴。
アタッチメントを支えるのはその2か所を使うしかなさそうです。



脳内プロジェクト始動 [技術]

EUBを取り揃えてる楽器屋さんを娘と一緒に何軒かまわったり、お店の方と相談したりといった経緯を経つつ、(ってかなーり端折ってますが)結局HallstattのWBSE-850を買うことに。

・なんとか弓弾きできそう
・ヘッドホン端子があるのでアンプ不要
・とにかく安い(結局娘が自分のおこづかいで買った)
・部活を補うための家での練習が目的なので、音質にはさほどこだわらない

娘の場合の利用形態だと、逆に難点というと形状の問題が大きいと考えました。
・支えるサポートがコンバスとは似ても似つかない
・肩がない
・指板の前傾具合が違う

自分のおこずかいをはたいて折角買ったのだし、きっと愛着もひとしおなんだろうなー
と思うと同時に、やっぱり形状の問題はあるよなー なんとかできないかなー
なんて思っていたところ、
もしかして自作パーツでなんとかなるんじゃ?
という考え(悪い癖?)が突如頭に浮かんできました。

ということで、

「おこづかいで買える格安EUBを、どのくらいコンバスに近づけられるか!?しかもお金はかけずにね!」
というマイ脳内プロジェクトが立ち上がったのでした(笑)



エレクトリック・アップライト・ベース [技術]

前回エレキコンバスと書きましたが、ネットで調べ始めるとすぐにこの手のものは今時はエレクトリック・アップライト・ベース、通称EUBと呼ばれていることに気づきます。
また、他のサイレントシリーズに混じってカタログで目にしたことがあったヤマハのサイレントベース以外にも、意外といろいろなメーカーから作られていることもわかってきました。

しかし、それと同時に、値段にもかなりひろーい幅があることもわかります。
そこで次に調べるのはそれぞれの違い、なんですが、こんなナイスな動画を見つけました。



ということでこれは現物を見てみないとどうにもならなくなりました。。。

エレキコンバス [技術]

普通によくある、音の出るアコースティック楽器の対策方法

その0・楽器自体は現物そのもの、それを覆うように防音室をつくる
その1・楽器自体は現物そのもの、そこになんとか消音装置をつける
その2・電気楽器で代用する

その0・楽器自体は現物そのもの、それを覆うように防音室をつくる
 これはおそらく理想の回答だと思うのだけど、前回書いた通り、その分費用も半端なくかかってしまうので初めから選択肢にいれず。防音室というとあまり知らないのだけど、よく聞くヤマハのアビテックスを調べると、おそらくコンバスができるのは1.5畳サイズのコレ
部活だし、いつもまで続けるかわからない今の状況でこの費用は現実味がなさすぎる。

 値段だけでいうと、最近話題になっているだんぼっちはまだ可能性があるかと一瞬思いきや、やはりぼっちというくらいなので人間一人サイズでハコ自体はコンバスより小さい(笑)

その1・楽器自体は現物そのもの、そこになんとか消音装置をつける
 金管楽器や弦楽器に後付けできるいわゆるミュートの類です。でもこれ、この手の類のものやってみたことある方ならわかるかもしれないですが、音が小さくなってもほんの気持ち程度って感じなんですよね。一応小さくなるけど、的な。なので家の中だとそれなりに音が聞こえます。夜静かな住宅街でやるにはやっぱり勇気がいります。本体全体が振動するアコースティック楽器恐るべし。

その2・電気楽器で代用する
 簡単にいうと、アコースティックギター→エレキギター って感じです。まあ、ギターの場合はすでに楽器として別物で消音が目的ではなくなっていますが、結果的に生音は劇的に小さくなりますよね。クラシック系の楽器ですとエレキバイオリンなどはポピュラーミュージックの世界で結構目にすることもあります。
 消音が目的となると、多くの方が思い浮かべるであろう、かつ、唯一の存在と言えるのが、ヤマハのサイレントシリーズなのではないでしょうか。日本の住宅事情、隣人関係事情などからほぼ日本以外では発展しそうにないジャンルですよね。

ということで、前置きが長くなりましたが、ここではコンバス→エレキコンバスの線をまずはリサーチしていきます。

コンバス女子の悩み [技術]

この春から中2になった娘が中学に入ってはじめた部活が弦楽オーケストラ部。一応ピアノは習っているものの、弦楽器なんて触ったことすらなかったんで、どの辺に興味があったのかはよくわからない。さらによくわからないのが希望したパートがコントラバス(笑)

それまでの生活のどこにこのどでかい低音楽器の魅力を感じる機会があったのかはいまだに謎だけど、とにかくコンバスがやりたかったらしい。
で、そのコンバスを超初心者からやりはじめてはや1年が経ち、やっとなんとなく慣れてきてますます面白くて練習にも熱が入る時期の様子。とにかく練習したくてしたくてたまらないらしい(笑)

ただそこでそんなコンバス女子の前に立ちはだかる大きな壁が!それは、家で練習できないこと。学校ではもちろん部活の時間に練習できるけれど、下校時刻は決まっているし、それ以上やりたければ家に帰ってからやるしかない。。。とはいえ、バイオリン、ビオラ、(頑張ればチェロくらいまで?)なら家に持って帰るのもできるけど、さすがにコンバスは毎日持ち帰るなんて無理。
たとえ持って帰ってこられたとしても、防音のないふつうの我が家で音出すなんて不可能です。はい。

そこでこの問題をなんとかできないものかとちょっと探ってみたのでその様子を少し書いてみようと思います。
自分は平凡なサラリーマンなので、もちろん、
・マイコントラバスを買う
・防音室を作る
といった豪奢な解決策はとれません[たらーっ(汗)]
ささやかに行きます。

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